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11日19日「金盞香(きんせんか かおる)」のお話|七十二候:立冬末候

“キンセンカ”はキク科の一年草で切り花用に栽培されている長春花でもありますが、七十二候で表現している、ここでのキンセンカは彼岸花科の水仙のことを指し、水仙の花が香るころを表現しているのです。

冬から早春に茎の先端に沢山の白い花を付け、内側に濃い黄色の盃状の花冠(はなかんむり)が見えます。「金盞」の「盞」(さかずきを意味する字)は正しくは“きんさん”と読み、黄金の盃を意味しているのです。

水仙は花の時期が長く、お目出たい千両や万両など、お正月の松とともに、生け花や盛り花に使われる事が多く、春の甘い香りを届けてくれます。

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